世界初の人工知能弁護士「Ross」が、アメリカの大手弁護士事務所Baker & Hostetlerに就職し1カ月が経ちました。
Rossさんの主な業務は、弁護士からの法律質問に対し、法律面の回答を行うというものです。法律事務所は、年間96億ドルを調査業務に費やしています。Rossさんの仕組みとしては、IBMワトソンに破産関連の質疑応答と判例を学習させることで、自然言語での検索を実現しています。銀行のコールセンターの質疑応答支援とまったく同じ技術ですね。
人工知能をフル活用する弁護士と活用しない弁護士では、価格とスピード面で大きな差が出てくるでしょう。結果、「AI補助付き弁護士」が、多くの報酬を得て、AIスキルの乏しい弁護士から職を奪うようなことが起こると想定されます。
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