職場環境に不満があるITエンジニア向けに、高待遇な仕事を得る方法を解説します。

「人脈が大事」という言葉を聞いたことはあると思います。人脈とは何でしょうか。人脈とは、「自分を評価してくれる偉い人」のことです。ITエンジニアやSEが人生を好転させる方法は、特に人事権のある人に評価されて引き上げてもらう事です。

ITエンジニアの仕事にはいろいろあります。新規サービスの開発をやる仕事もあれば、ひたすら保守を行う仕事もあります。
エンジニアとして成長したいならば、「新規サービスの開発に初期フェーズから入ること」が非常に重要です。得られる経験値が全く違います。はぐれメタルとぶちスライムくらい違います。給料水準も高く、多くのエンジニアが楽しい仕事と感じるでしょう。

しかし残念なことに、こういう上流の仕事は一部の企業や部署が抱えきっています。なので普通に生きていると、このあたりに入り込むことはできません。「社内システムの保守業務を10年間やらされる」ということもありえます。

ではどうすればよいのか。人脈です。しかるべき人物に引っ張ってもらうのです。

汚いと思うかもしれません。「俺は自分の実力でキャリアを作るんだ」と思うかもしれません。僕はその考えを否定するつもりはありません。極めて真っ当な考えです。
しかし、「人間の働く場所は人間が決める」ということは頭に入れておいてください。人工知能コンピュータがあなたの働く環境を用意するのではないのです。感情の生き物である人間が決めるのです(数年後は分かりませんが)。

少し前の話ですが、個人的に「この人全然仕事できないな…」と思っていたITエンジニアが、仕事を辞めてぶらぶらしていたところ、とある社長の紹介で、有名な優良ベンチャー企業に転職していました。決裁権者である社長との人脈は、非常に強力です。

一人で良いのです。たった一人から評価されれば、キャリアが大きく転換していきます。

参考記事:【ベンチャー転職】IT・AIエンジニアがスタートアップ企業転職に役立つ転職サイト

人脈を作る方法は名刺を作ること

nagoyaFTHG3974_TP_V

僕自身AIエンジニアになる前は、自分が何者にもなれない不安が常にありました。
不安を解消するには行動するしかありません。様々な手を尽くして人脈拡大をがんばりました。その際最も有効な方法だったのが、「名刺を作る」ことでした。

会社名刺の他に、自分で名刺を作るのです。当時、知り合いのエンジニアと一緒に事業をやろうと話していたので、その事業検証も兼ねて、2枚目の名刺を作りました。

交流パーティや勉強会で2枚名刺を渡すと、結構な確率で興味を持って貰えます。そこから事業の話をすると、喜んで話を聞いてくれます。いろんなアドバイスを貰えたり、人を紹介してもらうことが出来ました。具体的な投資依頼も何度か受けました。
(お金をたくさん投下するビジネスではなかったのでお断りしましたが)

人脈を作るためには、自分自身に興味を持って貰うことが大事です。具体的には「自分の看板を掲げること」です。看板を掲げれば、人が集まってきます。逆に集まらない場合は、看板が良くないので、別の看板を掲げましょう。看板の試行錯誤です。

自分に何が出来るのか考え、看板を掲げ、名刺を作ること。看板に値札を張ることを「起業」と言います。

副業をやりたいITエンジニアなら、名刺を作って、裏側にスキルセットを書いておけば、もう立派な起業と言ってよいと思います。本当に予想以上に、案件の依頼が来ることを実感できるはずです。

参考記事:AIエンジニアは副業からフリーランスが最強!キャリア別おすすめ求人エージェント

転職エージェントや技術ブログは人脈拡大の武器

名刺を作った後は、勉強会や交流会に顔を出していきましょう。おすすめは、connpassなどから興味ある勉強会に参加してみることです。私も、「機械学習」とかで検索して、よく勉強会に参加していました。小規模の勉強会に3回くらい参加すると、常連になってきて、運営側に組み込まれて行きます。
最近はリファレンス採用が主流になってきているので、他社のエンジニアとの繋がりは大変重要です。自分のやりたい仕事を伝えておくと、どこかで引っ張ってもらえるかもしれません。

また、数ヶ月以内の転職を視野に入れているなら、転職エージェントと繋がっておく方法もあります。転職エージェントとの関わりにはコツがあると思っていて、「自分に合うエージェントと個人的かつ長期的な人間関係を構築する」ことです。

僕も信頼できる転職エージェントとは、何年もお付き合いさせてもらっていて、エージェントが個人的に主催するパーティとかに呼ばれて参加しています。パーティのレベルはなかなか高く、参加者の9割が経営者で、残り1割が大企業の管理職みたいな感じです。いわば転職エージェントは、人脈構築のプロです。彼らの知見やネットワークをうまく活用できれば大きなメリットを享受できます。

参考記事:転職エージェントにボコボコにされて未経験からAIエンジニアに転職した話

さらに、SNSやブログで情報発信する方法もあります。ITエンジニアがTwitterで転職依頼をすると、何件も求人依頼が来る時代です。求人内容はじっくりチェックが必要ですが、ITエンジニアの不足感を象徴するような話です。

加えて、技術ブログで発信する方法もあります。学んだことを記事に出来るのでモチベーションアップになります。学んだことを他人に説明するように書くことで、自分の考えがまとまり、分からないところが浮き彫りになります。知識の定着にブログはぴったりです。

このブログも一応技術ブログの端くれですが、意外にいろんな依頼が舞い込んできます。「機械学習の講師やってくれ」や「うちと提携してくれ」とかいろいろ来ます。やはりインターネットでの発信者は強いです。全世界に看板を掲げているので。

参考記事:未経験から機械学習エンジニアになるには技術ブログを始めよう

最も重視すべきは自社内での人脈

これまで外部の人脈構築を解説してきました。しかし、人脈拡大は手段であり、目的は良質な仕事環境を得ることです。

であれば、まず最初の一手は、自社での部署異動になるでしょう。あなたの会社に行きたい部署はあるでしょうか。もしくは、新規性の高い面白そうなプロジェクトはあるでしょうか。

直属の上司に相談すれば、意外に希望を聞いてくれるかもしれません。希望する部署の上司に相談を持ち掛ければ引っ張ってくれるかもしれません。もし社内が難しいようなら、外部に目を向けましょう。

今全ての産業が、ソフトウェアに置き換えられています。今あなたが見ているこのページも、ブラウザというソフトウェアで動いています。紙はパソコンになりました。本は電子書籍になりました。タクシーはUberになりました。今世界の全てがアナログからデジタルに移り変わっています。

間違いなく21世紀の主役は、ITエンジニアです。
ITエンジニアがデジタル時代を牽引するのです。そんなあなたが不遇な環境で働いて良いわけがありません。時代があなたを全面的に後押ししています。

堂々と会社に職場変更をお願いしましょう。それで無理ならそれまでです。他社に活路を求めましょう。心配はそこまで不要です。ITエンジニア1人に8.5社の求人がある時代です。

あとはあなたの決断とほんの少しの運だけです。

関連記事:AI人材の年収が高い理由は?|SEがAIエンジニアに転職すべき2つの理由