2020年までに5万人の人工知能エンジニアが不足すると言われています。

2020年に23兆円市場に急成長する人工知能市場について※、非常に多くの企業が虎視眈々と参入の機会を伺っています。

しかし、人工知能を作れる人材がいなければ市場に参入できません。そして人工知能が出来る人材は極めて希少性が高いため、待遇の良い大手IT企業や優良AIベンチャーなどにすぐに売れてしまいます。AI人材が特定企業に囲われているため、人材不足に拍車がかかっているのです。

企業がAI人材を求める姿は、まるで砂漠で水を求めるレベルです。ですので未経験からの転職もかなり多くなってきています。今は空前のAI人材バブルです。

※出典:EY総合研究所株式会社「人工知能が経営にもたらす『創造』と『破壊』」では、人工知能の市場規模は2020年に23兆円、200年に86兆円に拡大すると推計

人工知能エンジニアは「python」と「機械学習」の知識が必要

人工知能はハードルが高いと思われがちですが、「Pythonの経験」と「機械学習の基礎知識」があれば転職のスタートラインに立つことが出来ます。

Pythonでプログラミングがまったくできないとなると、転職の道はやや厳しいかもしれません。

一方現在エンジニアの方にとって、実装メインの人工知能エンジニアになるだけなら、そこまでハードルは高くないでしょう。

実はディープラーニングを開発するだけならとても簡単なのです。pythonのコードをたった12行書けば、ディープラーニングで学習させることが出来ています。


なお人工知能エンジニアに必要な知識を詳しく知りたい方は、以下の記事がおすすめです。
参考記事:AIエンジニアが教えるゼロから機械学習の勉強法

人工知能エンジニアになるためには人工知能の仕事をすること

人工知能エンジニアになる方法は、人工知能エンジニアの仕事をすることです。具体的には、会社で「データ分析業務をやりたい」と提案することです。

※人工知能はデータ分析の手法の一つです

例えば現職が営業職であれば、見込み顧客の選定や、実際の営業活動、顧客管理をされているかと思います。つまり、社内に顧客データや営業データが蓄積されています。

そこで上司に、「データを分析させてください」と提言してみてはいかがでしょうか。上司は今の営業結果に満足していないはずです。営業活動のどこがネックになっていて、どうすれば収益が上がるのか提言してあげれば喜んで聞いてくれるでしょう。

提案のコツは、ディープラーニングが使えることをアピールすることです。上司は、なんで分析経験のない人間に、わざわざ分析させなければならないんだと思っています。しかし、ディープラーニングが出来るとなれば話が違います。上長もびっくりっして許可してくれるかもしれません。

分析結果は上司や担当者に見てもらいましょう。レポートにまとめられると最高です。そうやってご自身のキャリアにデータ分析の色をつけていくのです。繰り返していけば、データ分析の仕事を振られることもあるかもしれません。またそこで積んだ経験は、異動や転職で武器になります。

特に、データ分析や人工知能の仕事は、実際の実務でしか身に付けられない知識が大量にあるため、ある程度自習したらさっさと実務をこなした方が成長速度は非常に速いです。

社内で人工知能の仕事が出来ない場合は転職を視野に入れる

社内で人工知能の仕事ができない場合は、転職をを考えましょう。

2018年現在、大手IT企業や大手メーカーでも、AIの開発や営業人材が不足しています。そのため、最近AIに取り組み始めた大手企業は特に狙い目です。

転職活動の第一歩は、転職サイトに登録することです。マイナビやパソナなどの大手や、Geeklyなど業界特化型など本当に多くの転職サイトがあります。

ではどのように転職サイトを選べばよいのでしょうか?

転職サイト選びのコツ

転職サイト選びは大事です。なぜなら転職サイトによって得意な業界が異なるためです。また転職サポートも異なってきます。

転職活動は、転職エージェント経由で行われます。転職エージェントとは、あなたの代わりに企業を探し、あなたの代わりに企業に売り込んでくれる人のことです。転職希望者は無料で利用できます。そのため、どんなエージェントにあたるかによって、転職の成功可否を決めてしまう部分があります。

もしあなたが、「人工知能エンジニアになりたい」「AIに関わる仕事に就きたい」という要望が明確にある場合、転職サイトの選ぶポイントは一つだけです。

ITや人工知能業界に詳しい業界特化型の転職サイトを選ぶ

理由は3つあります。

①業界に詳しい転職エージェントから有益なアドバイスを得られるから

人工知能をほとんど知らない転職エージェントに、AI業界の転職サポートは難しいです。的外れのアドバイスを受ける危険性もあります。

そのため、AIエンジニアがどんな仕事をしているか、またどんな企業で求められるか、きっちり理解しているエージェントと付き合うことが必要です。

業界事情にとても詳しいキャリアコンサルタントから、業界動向を聞くだけでもとても勉強になります。

②業界特化型の方が大手より求人数が多いケースもあるから

実は、AI業界という明確な線引きはまだ存在していません。IT企業でAI部署を立ち上げていたり、これまでデータ分析専業で取り組んでいた会社が、新規にAIに取り組んでいたりします。

そのため、業界に根を張っている業界特化型転職サイトの方が、こういった新しい情報をキャッチしており、AI関係に限れば大手よりも案件が多いなんてこともあります。

③非公開求人が多いから

世の中に出回っている求人の中には、ある特定の転職エージェントだけに伝える"非公開求人"という案件があります。

非公開求人は、新規事業など極秘のプロジェクトの人材採用であったり、「AI人材」のような、高スキルの人材をピンポイントで採用したい場合に利用されます。

特に「AIエンジニア」のような仕事内容の場合、AIに詳しい人でないと企業が求める人物像を理解できません。そのため、業界を理解した転職エージェントに依頼されることが多いです。

そして非公開求人は、公開されている求人よりも、条件面が恵まれた高収入の案件が非常に豊富なのです!

転職サイトを利用する時期は?

転職サイトの登録は、転職を考え始めたらすぐにでも登録しましょう。転職サイトは在職中から使うべきです。

1社あたり3分で登録できるので、やる気がある今のうちに登録しておくことを推奨します。

転職サイトの求人は、期限があり募集する必要がなくなったら終わりです。求人の入れ替えがあるわけです。早めに転職サイトに登録して、求人情報を眺めてみてください。すると、いくつか気になった企業が出てきます。

そうやって自分の気に入った企業リストを作成してみてください。すると自分がなりたいキャリアの方向性がだんだんと明確になってきます

もし社内でトラブルがあった後に転職サイトに登録すると、自分自身に余裕がないので、なんとなくで転職先を決めたりすることになってしまいます。事前に余裕があるときに自分のキャリアを考えることは非常に有益です。自分のキャリアを会社は絶対に守ってくれません。自分にしか守れないのです。

また転職エージェントやキャリアコンサルタントとは、定期的に話を聞いておくことがおすすめです。会社の中にいると、どうしても会社内だけが自分の世界のような気がしてきます。しかし世界は広いのです。そして転職エージェントは会社の外の人です。

会社外で自分の市場価値がどの程度なのか、また今の会社で市場価値を高めるにはどんな仕事をすべきなのか、キャリア面の相談を投げかけるべきです。多くの転職エージェントは親身に話を聞いてくれ、アドバイスをしてくれます。

私たちは、健康を維持するためにはプロである医者のアドバイスに従います。であれば、キャリアを積み上げるためには、キャリアのプロにアドバイスを求めるべきではないでしょうか。もちろん盲目的に従うのではなく、あくまでアドバイスの一つとして聞いておくのです。

私も、お抱えの転職エージェントから定期的にアドバイスを貰っています。自分の考えを他人に話すと、不思議と自分の考えはまとまってくると感じています。

今回はAI業界に強い転職サイトを5つ選びました。自分にあった転職サイトを選んでみてください。

※転職者は平均4社ほどの転職エージェントに登録しています

第5位 「人材業界40年の老舗は人工知能の夢をみるか」: パソナキャリア

おすすめ度:★★★★☆
求人数:★★★★★
使いやすさ:★★★★☆
年収アップ率:★★★★☆
転職サポート:★★★☆☆ 
 
「パソナキャリア」は、40年前から人材サービスを行っており、これまでに25万人以上の転職を支援。取引企業12,000社以上と取引しています。

転職支援サービスが、平日はもちろん土曜日も可能なため、仕事をしながら転職活動が可能です。

パソナキャリアは、AI業界での転職実績も高く、おススメできる転職サイトなのですが、順位がやや低めなのは、AI業界に転職するならば、AI業界に特化したサイトの方が良いと考えるからです。

一方AI業界に限らず広く転職活動をしたい方は、パソナキャリアが特におすすめです。

第4位 「業界特化型のパイオニア」 : WORKPORT

おすすめ度:★★★★☆
求人数:★★★★☆
使いやすさ:★★★★☆
年収アップ率:★★★★☆
転職サポート:★★★★☆

2003年3月設立のWORKPORTは、業界特化型の求人サイトのパイオニア。

ホームページにあるよくある質問は、丁寧で分かりやすいので、転職を考える方は一度見ておくと参考になります。

現在は総合型転職エージェントを掲げていますが、IT・インターネット業界専門でやってきた強みは健在です。

転職サイトもとてもわかりやすく親切設計であり、特にAI業界に未経験の方にはおすすめです。

第3位 : 「いざ往かん、AI立国ニッポンへ!」 : マイナビエージェント ×IT

おすすめ度:★★★★★
求人数:★★★★★
使いやすさ:★★★★☆
年収アップ率:★★★★☆
転職サポート:★★★★☆
 
新卒向け転職サイトでは、リクナビを抜いて業界最大手に躍り出たマイナビ。

中でもマイナビ―ジェント×ITは、ITエンジニア専門の転職エージェントです。最大手のマイナビですので、大手からベンチャー企業まで非常に幅広い求人を保有しています。

特にマイナビエージェントITでは、IT業界に特化しているため、業界特有の就業環境や企業文化を教えてもらう事が可能です。AIエンジニア志望の方は、まず情報収集目的で無料会員登録をおすすめします。

あとかなり個人的な印象ですが、マイナビの方は、頭が良くて容姿が麗しい女性が多い印象です。

第2位 「見せてもらおうか、IT業界特化の性能とやらを」 : Geekly

おすすめ度:★★★★★
求人数:★★★★☆
使いやすさ:★★★★★
年収アップ率:★★★★★
転職サポート:★★★★☆ 

「Geekly 」は、IT業界特化型の転職サイトです。IT業界特化型のため、非常に業界動向に詳しいです。

「IT企業でAI部門を立ち上げた会社」や「IT企業でデータサイエンティストを強化したい企業」などに入社希望される人は、ぜひとも登録しておきたい転職サイトです。

また、求人の80%は非公開求人であり、AIエンジニアやデータサイエンティストの案件が豊富です。業界事情にとても詳しく、転職相談を担当するキャリアコンサルタントから業界動向を聞くだけでも勉強になります。

親切かつ適切なアドバイスは高く評価されており、AIエンジニアへのキャリアをどうしようか悩んでいる方に強くおすすめします。

余談ですが、Geeklyのホームページは、白と濃紺が基調のサイトで、とても見やすく分かりやすいです。


ギークリーに登録する

第1位 「深く狭く!ITエンジニアに全てを賭ける!」レバテックキャリア

おすすめ度:★★★★★
求人数:★★★★★
使いやすさ:★★★★☆ (1都3県のみ)
年収アップ率:★★★★★
転職サポート:★★★★★

「レバテックキャリア」は、IT・ウェブ業界特化型の転職エージェントです。その中でもエンジニア職とクリエイター職に特化しています。

業界最大手のAIエンジニアの求人など、求人の保有数も業界トップ級です。非公開求人も多く、需要が高まるAI業界を目指す上で力になってくれます。

エンジニア特化型のため、業界動向に詳しいだけではなく、企業の開発現場や技術知識も非常に豊富です。

なぜなら、現役のエンジニアが働く最前線に飛び込んで情報収集しているからです。表面的な業界知識だけではなく、エンジニアが気になる職場環境や会社の雰囲気について情報収集している数少ない転職エージェントです。

現職がエンジニアの方でこれからAIエンジニアとしてAI業界を目指すなら、レバテックキャリアは必ず登録しておくエンジニア専門の転職エージェントです。
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おわりに

AIエンジニアは、数学やプログラミングなど幅広い知識が求められます。
特に社会人の方が勉強を続けることは、なかなか辛いこともあるでしょう。
私もプログラミングの経験が無かったので、最初の半年間の勉強が一番大変でした。

しかし、AIエンジニアと言う仕事に興味を持ち、現在勉強されているその道は、
今後何十年にもわたって膨大な市場成長が見込まれており、
あなたの知的満足度を十分に満たす仕事が用意されています。

少なくとも私はAIエンジニアに職種を変えたことに、1mmも後悔がありません。

21世紀で唯一の成長産業と言ってよいAI業界への転職は、
あなたの市場価値を大きく高める最善手ではないでしょうか。

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