2017年は、大企業が人工知能の実証実験に取り組んだ1年でした。プレスリリースからは、その成功可否までは分かりかねますが、現場のAIエンジニアの苦労が偲ばれるところです。

失敗案件が続き、企業の投資意欲が落ちることも懸念されましたが、日本株式会社の投資意欲は依然として高水準です。

2018年は、多くの業界で本格的に人工知能が導入が進んでいくでしょう。つまりAI人材の不足感は、より高まります。「AIで何をやるのか」を決める上流側の人材と、「AIで学習済みモデル」を作る人材の両方とも足りないようですが、事業会社側でAIの理解がそれなりに進んでいることもあり、特に後者が足りない印象です。

企業のAIリテラシーは高まっているものの、AIをプログラミングすることにはまだまだ抵抗感が高いようです。元々システム開発を外部委託している企業が多いので当然かもしれません。つまり、AIエンジニアの需要はとても高いという事です。

AIエンジニアの仕事内容

AIは「データ分析の一手法」です。データから法則を見つけることができます。

そのためAIエンジニアの仕事内容は、「AIを用いてデータを分析し、企業の収益に貢献できる方法を見つけること」です。

これまでのシステム開発では、SEが仕様を固め、プログラマーが仕様通りにプログラムを作っていました。
一方、AIエンジニアは、データから法則やルールを見つけ出すことが仕事です。つまり、プログラミングスキルに加え、実験的な試行錯誤が求められます。成果物は、「学習済みモデル」です。学習済みモデルを情報システムに埋め込むと、AIを搭載した情報システムや機械を作ることが出来ます。

ちなみに、AIエンジニアのタイムスケジュールは、以下の感じかなと思います。

  9:30 出社してメールチェック
11:00 業務担当と打ち合わせ。データ分析で何を知りたいのかヒアリング。
12:00 昼休み
13:00 業務担当から貰ったデータを眺めてみる。グラフとか作ってデータを理解する。
15:00 データ分析。pythonでコードを書いて学習済みモデルを作ってみる。精度出ない。
17:30 データ分析続き。試行錯誤したら精度が上がったので、学習済みモデルを保存する。
18:00 業務担当向けレポート作成。分析結果をまとめる。
20:30 帰宅

AI開発に求められる最低限の知識

最低限以下の知識が必要です。pythonでscikit-learnやnumpyが使いこなせればスタートラインに立てます。

1.機械学習の知識
・教師あり学習と教師無し学習
・回帰と分類
・決定木、重回帰分析
・ディープラーニング

2.プログラミングの知識
・Pythonの基礎
・scikit-learn
・numpy、pandas

参考記事:これだけは知っておけ!PythonでAI開発の基礎まとめ
参考記事:AIエンジニアが教えるゼロから機械学習の勉強法

AIエンジニアになる方法

AIエンジニアになる方法は、AIエンジニアの仕事をすることです。具体的には、上司に「データ分析業務をやりたい」と提案することです。

例えば現職が営業職であれば、見込み顧客の選定や、実際の営業活動、顧客管理をされているかと思います。つまり、社内に顧客データや営業データが蓄積されています。

そこで上司に、「データを分析させてください」と提言してみてはいかがでしょうか。上司は今の営業結果に満足していないはずです。営業活動のどこがネックになっていて、どうすれば収益が上がるのか提言してあげれば喜んで聞いてくれるでしょう。

例えば、エクセルで相関係数を算出するだけでもいろいろ見えてきます。
(Excelに"データ分析"をアドインしてください)

提案時のコツは、ディープラーニングが使えることをアピールすることです。上司は、なんで分析経験のない人間に、わざわざ分析させなければならないんだと思っています。しかし、ディープラーニングが出来るとなれば話が違います。上長もびっくりっして許可してくれるかもしれません。

ちなみにディープラーニングを使うだけなら簡単です。以下の記事をご参考ください。
参考記事:scikit-learnのディープラーニング実装簡単すぎワロタ

分析結果は担当メンバーや上長に見てもらいましょう。レポートにまとめられると最高です。そうやってご自身のキャリアにデータ分析の色をつけていくのです。繰り返していけば、データ分析の仕事を振られることもあるかもしれません。またそこで積んだ経験は、異動や転職で武器になります。

AIエンジニアになる3ステップ

1.会社のパソコンにAnaconda(pythonの実行環境とライブラリ一式)を入れて、こっそり勉強しよう!

2.上司の機嫌がよさそうな時に、「データ分析やりたいです」と提案してみよう!

3.それでもだめなら転職エージェントに登録しよう!



以上です。

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