みなさんは「AI人材」という言葉をご存知でしょうか。
第4次産業革命とも言われる人工知能ブームは、文字通り急激な変化を起こしました。企業は必死で戦略を見直しているものの、そもそも見直すだけの知識を持つ人材が社内におらず袋小路です。見直せる人材がいないので、必要な人材像を定義出来ず、とりあえず「AI人材」とビジネス界隈でよく利用されています。
とにかく今、圧倒的な人材不足です。ではこの「AI人材」にどしたらなれるのでしょうか。
※本記事には、マイナビのプロモーションを含みます。
関連記事:人工知能(AI)ブームに乗りたい人に切符を提供してみる
とにかく今、圧倒的な人材不足です。ではこの「AI人材」にどしたらなれるのでしょうか。
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AI人材になるためには仕事のイメージを持つこと
一方、AI人材になるためには、機械学習の専門知識やプログラミングなどとても難しいように思えます。特に、プログラミングの経験がない方は、非常にハードルが高いと感じているのではないでしょうか。
私も元々プログラミングが出来ませんでした。数年前スマホアプリ開発が流行った際、自分でアプリを作ってる人がとても羨ましかったです。何度か勉強しようと本を買いましたが、ゼロからプログラミングを勉強するのはとても大変そうで結局諦めました。
私も元々プログラミングが出来ませんでした。数年前スマホアプリ開発が流行った際、自分でアプリを作ってる人がとても羨ましかったです。何度か勉強しようと本を買いましたが、ゼロからプログラミングを勉強するのはとても大変そうで結局諦めました。
何か作りたいけど自分では作れないというジレンマ。プログラミングへの抵抗感、自分には到底作れないという自信のなさ、この二つが理由で初動が取れませんでした。
ただ今回の人工知能ブームは、毎日コツコツ勉強してできるようになりました。勉強して分かったことは、プログラミングとは慣れであることです。
またAIに限らず、新しい勉強を始める上で一番の課題は、勉強してスキルを身に付けた後に、どんな仕事をするのか具体的なイメージがないことが原因ではないでしょうか。
イメージがないから、何から勉強すればよいか分からない。
イメージがないから、勉強の意欲が起こらない。
イメージがないから、勉強を継続することが出来ない。
逆に言うと、仕事のイメージさえ持てれば、AI人材になる大きな一歩になると思うのです。
またAIに限らず、新しい勉強を始める上で一番の課題は、勉強してスキルを身に付けた後に、どんな仕事をするのか具体的なイメージがないことが原因ではないでしょうか。
イメージがないから、何から勉強すればよいか分からない。
イメージがないから、勉強の意欲が起こらない。
イメージがないから、勉強を継続することが出来ない。
逆に言うと、仕事のイメージさえ持てれば、AI人材になる大きな一歩になると思うのです。
AI人材の職種と業務内容
AI人材の職種は、大きく4つに分かれるように思います。それぞれ解説します。1.新しいアルゴリズムを考える「AI研究開発」
新しいディープラーニングを作る仕事です。ディープラーニングは万能のようですが、過学習や鞍点など学習には多くの課題があります。そのため、論文を見て最新手法を把握し、独自に最適化手法を考えたり計算方法を工夫してより学習が進む方法を検証します。代表企業はGoogleでしょう。またプリファードネットワークス(PFN)は、日本を代表するAIの研究開発企業で、ディープラーニングのフレームワークChainerを開発しました。NTT研究所も、機械翻訳や自然言語処理で存在感を示し続けています。
2.アルゴリズムを実装する「AIエンジニア」
研究者が開発したアルゴリズムを活用し、AIを開発するのがAIエンジニアです。機械学習の知識はもちろんのこと、pythonやRのプログラミングスキルが必要です。また、企業の業務データを利用するため、顧客のビジネスを理解することも必要になります。
AIエンジニアは、YahooやDACなど自社で大量データを保有する企業や、ブレインパッドなど顧客から依頼を受けて開発するAI専業企業に在籍しています。
※なおAIエンジニアは、「機械学習エンジニア」や「データサイエンティスト」と呼ばれることもありますが仕事内容はほとんど同じです。
※なおAIエンジニアは、「機械学習エンジニア」や「データサイエンティスト」と呼ばれることもありますが仕事内容はほとんど同じです。
3.AIの活用ストーリーを描く「AIコンサルタント」
AIコンサルタントは、顧客から「戦略的なAI活用を考えたい」という依頼を受けて、顧客の課題を解決するAI導入のストーリーを考える人です。機械学習ができることを把握している必要がありますが、プログラミングを行うことはほぼありません。ちなみにAI企画は自社のAI活用を考える人です。KPMGや経営共創基盤などの経営コンサルティング企業が、AIコンサルティングに参入しています。開発より戦略に重きを置いていることが特徴です。
4.顧客にAI製品を提案する「AI営業」
顧客にAIを活用したソリューションを提案するのが、AI営業です。機械学習の基礎知識と自社製品のできることを理解していることが求められます。一方、AIを顧客にわかりやすく説明することはなかなか難しく、ビジネス面のスキルが強く求められます。
代表企業は、日系の大手IT企業や大手ITメーカーです。彼らは自社のAIソリューションを売るだけではなく、Watsonなど世の中のAI製品を売る販売代理店の役割を担っています。
まずは自分がなりたい職種を選んでみてください。上に行くほど技術レベルが上がります。
ちなみに私は、現職が企画職だったので、AI企画→AIエンジニアのコースでした。
参考記事:未経験からAIエンジニアになる方法
AI知識を身に付ける具体的な方法
AI人材になる第一歩は、どの職種に就くのかターゲットを選ぶことでした。次のステップは、AIの知識を身に付けることです。知識があれば、自社でAIに取り組んでいる部署に異動するか、AI企業への転職の道が見えてきます。過剰な人材不足のため、スキルさえあれば就職先の心配はほぼありません。
参考記事:AIエンジニアが教えるゼロから機械学習の勉強法
1.本を買って独学する
本を買って勉強しましょう。文句なしでおススメできる本は、以下の2冊です。私も本書でAIを身に付けました。少しでもAIのプログラムに興味があるならば、必ず買わなければいけない本です。ちなみにAIを独学で勉強する方法は、こちらの記事で紹介しています。
2.Udemyなどオンライン動画で学ぶ
「本を読んで勉強することが苦手!」と思う方もいるかもしれません。本の他に、オンライン動画で学習する方法もあります。また「Udemy」というオンライン動画で学習する方法もあります。受講者は1500万人程いるので名前くらいは聞いたことあるかもしれません。Udemyの特徴は、「機械学習」や「データサイエンス」のコースがとても豊富なところです。また大学の先生や実務経験豊富な方が講師をされており、教材の品質も非常に高いです。費用は、コースの大半が2000円以下で受講できます。
3.AI企業に転職する
AIの知識を身に付けるために、AI企業に転職してしまう手もあります。立場が人を育てるという側面もあり、この方法はとても有効ですが、転職先企業から見ると、「なぜお金を払って素人にAIを教えなければならないんだ」と捉えられてしまいます。なので、この方法は需要に供給が追い付いていない今しか取れない方法でしょう。例えばですが、Pythonを自分のパソコンに環境構築して、「Hello,world!」と表示できるようになったら、面接に申し込んで、「少しはPythonできます」と言ってみるのも一つの方法かもしれません。
この場合、数を打つ必要があるため、IT業界やウェブ業界に特化している転職エージェントを選ぶべきでしょう。
マイナビIT AGENTは、キャリアコンサルタントのサポートが手厚いので、20-30代でAIエンジニアに転職したい方におすすめです。