日本で株式投資を行っている人は、およそ2000万人程度とのこと。
そのうち多くの人は、サラリーマンなど仕事を持っている人も多いでしょう。NISA効果もありました。

圧倒的不利なサラリーマン投資家

普通に考えて、本業を持ちながらでの株式投資は、専業投資家と比べ、時間とスキル面で大きく不利です。

専業投資家は、多大な時間を市場調査や財務分析にあてています(一部のテクニカルの人除く)。また、トレーディングの繰り返しにより、投資手法を洗練化させることができます。

一方、多くの兼業投資家は、そもそも市場が開いている時間帯は働いているので、トレードができません。また、時間も限られており、投資スキルを身に着けることが難しい状況です。アベノミクスで利益は出たけど、それ以降大きく負け越して、結果収支マイナスになったというのが、大多数ではないでしょうか。

サラリーマンが株式投資で勝率を上げるために

そもそも株式投資の成功とは何でしょうか。一言でいうと、「成長しそうな会社の株を買う」ことです。

ではその会社が成長しそうかどうかは、その会社の置かれている市場環境などの外部要因と、サービスの強さや経営基盤などの内部要因に分かれます。これらを総合的に考えて、成長するかどうかを判断します。

もしこれらをゼロから調査した場合、多大な時間がかかります。しかし、サラリーマンは自社の業界や市場環境については、十分な知識があるはずです。インサイダーにならないレベルで、自分が知っている業界や会社の株を買うことは、投資の勝率を上げるうえで一番の近道だと思います。なぜなら、サービスの評判の悪い会社の株を買うリスクなどが下がるからです。

※直接の所属業界に投資すると、インサイダーのリスクが高まるため、その周辺業界に投資した方がいいかもしれません。なおリスク管理の観点から、自社株購入は全くお勧めしません。

サラリーマンが株式投資で勝率を劇的に高める方法

結論から言いますと、新規事業開発に取り組めば、株式投資の勝率は大きく上がります
なぜか。新規事業開発では、まずどの分野に取り組むかを調査するのですが、この時に何を探しているかというと、市場の課題や空白を探しているのです。
そこで見つけた課題を自社で解決できるか、また市場の空白に参入できるかについて、それこそ脳がちぎれるほど考えています。そこまでしないと、リスクに敏感な役員を説得できるロジックを用意できないからです。
 
新規事業は、市場の成長度や課題感、空白を見つけ、勝てる新サービスを投入する。
株式投資は、市場の成長度や課題感、空白を見つけ、勝てる会社に資金を投入する。


これってほとんど同じことではないでしょうか。
異なることは、新規事業は自分たちで成長させるけれども、株式投資はそこの会社が成長させてくれるという違いだけです。

言い換えると、
成長戦略を自分で作って、自分で投資するのが新規事業
他人の成長戦略を見て、勝てることろに投資するのが株式投資


とも言えるでしょう。

特に市場の空白を見つけるというところがコツですね。市場が空白であることには、当然参入できない理由があるのですが、その理由を調べることで、将来どの会社がその市場を席捲するか見えてきます。

私も株式投資歴5年ですが、収益は右肩上がりで増えています。もちろんインサイダーになるので、会社で知りえた情報は使っていません。しかし、新規事業開発で身につけた市場分析の手法は、大いに役に立っています。(役員にいじめられる日々ですが、そういった経験もまったく無駄ではないのです。)

役員の皆様、いつもいつも厳しいご指導ありがとうございます。