「会社の成長のためには、新規事業への取り組みが必要です!」
「この変化の時代に新規事業に取り組まないことは、会社の自殺を意味します」 

よく気鋭のコンサルタントの方が言われるセリフですが、全部嘘です。
新規事業は、利益を上げるという会社組織の中で極めてネガティブな存在です。

トヨタ自動車は、"カイゼン"によって成長しています。
ソフトバンクは、"投資"によって成長しています。 
NTTは、 税金で作った"インフラ"によって成長しています。

会社は新規事業で成長してるのではないんです。
新規事業は、ほぼすべて失敗しているんです。
会社にとって新規事業とは、収益悪化とほんの少しのブランド向上に寄与するだけのガン細胞のようなものです。



私は8年程、及ばずながら新規事業の立ち上げに貢献してきました。
新規事業の関連書籍もほぼ全て読破したように思います。 

でもそれでも成功率は低いんです。原因はたくさんあるのですが、それはベンチャーの失敗と社内政治の非論理的さを足して2で割ったものの近似です。


経営者の皆様、本業に回帰しましょう。
新規事業を今すぐ全て見直し、期待値の低い事業は中止にしましょう。
ポートフォリオが分散できず不安になるかもしれませんが、そこを耐えることが経営者の使命です。

新規事業担当者の皆様、今すぐ異動届を出して会社の本業部門に異動しましょう。 
時間がたてばたつほど辛くなります。

失敗した後の社内の白い目に耐えられますか?
会社に一銭も貢献していないのに、役員に追加投資を依頼することができますか?
ボーナスカットに耐えられますか?
出世の道が閉ざされても耐えられますか?
例え成功しても急に涌いてくる自称関係者に手柄を持っていかれることに耐えられますか?
オープンイノベーションと称した、ベンチャー企業との調整役になり下がることに耐えられますか?

どうか安定して豊かなサラリーマン生活を送りたい方は新規事業に関わらないようにしてください。関わっていい人は2通りのパターンしかありません。

①将来起業やベンチャーに行くからその練習をしたい人(確かにいい練習になります)
②インターネット業界にいる人 (投資の期待値が唯一マイナスではない業界です)



書いていてとてもテンション落ちました(泣)
お互いこの資本主義下で生き残っていきましょう。