サラリーマンは、上司の指揮命令権の元で働く。例外はない。


大企業の新規事業担当者が、いくらイノベーションやら事業家を気取っても、結局はただのサラリーマンなので、上司がNoと言えば何もできません。上司がOKでも、他部署の協力が得られなければ組織が動きません。上司と他部署がOKでも、役員がNGならば必要なお金をもらえません。


結果、仕事の8割は上司や他部署や役員との調整や説得になります。


企業の事業開発担当者は、起業家の側面とサラリーマンのハイブリットです。
新しい問題を発見すること、企画を練り上げること、グレーゾーンを歩くということは、起業家と同じです。
一方、上司や役員の命令を聞くこと、 会社の方針に合わせること、給料はサラリーで貰うことは、サラリーマンと同じです。


社内政治なんて嫌だという人も多いでしょう。しかも仕事の8割が社内政治ですから。
ただ1つ伝えたいことは、社内政治は必ずしもネガティブなものではないということです。

自分の思いを企画や構想についてプレゼンを行い、人の気持ちを動かすことや、組織に働きかけて、組織の意思決定メカニズムを操作できた時には、大きな達成感が得られます。
プレゼンが承認され、会社から数千万円の資金を調達できた時には、大きな感動が得られます。



起業家と呼ばれる人達の多くは、このような社内政治が嫌いな人種であることはわかります。ただ起業家ほどではないけれども、何か新しいことを実現したいという思いがあり、社内政治もそこまで嫌でないならば、新規事業担当者という選択はありだと思います。

ちなみに事業成功の対価は、お金ではなく経験と人脈なのであしからず。