英語もろくに話せないし一度も海外に行ったことがない人に、地図とコンパスだけ渡し、アジアオセアニア大陸を横断してきなさいという指示が出ました。これは無謀でしょうか。いいえ、大陸横断という答えを明確に指示されている以上、まだ楽な部類の仕事でしょう。本当に大変な仕事とは、問題も答えも与えられていないのです。それを世間では新規事業と呼んでいます。


なぜ新規事業は失敗するのか

問題発見問題解決の両方を行わなければならないからです。市場の中から問題を発見し、 その問題を解決する手段を探す、着目した問題が間違っていれば新規事業は失敗ですし、適切な問題解決手段が導けなければやっぱり失敗です。

頼りになるものは、市場の反応と、時簡単金でチャージしなければいけない経営コンサルタントだけです。ぜひコンサルタントに多少のお金は払いながらも、市場第一主義で進めてほしいです。

また、過去にいくつか新規事業を立ち上げ、失敗してきた身として、どうすれば失敗せずにすむのか、最低限気をつけなければならないことは何か、Q&A方式でまとめてみました。
 

新規事業の想定問答集

質問.新規事業とは何ですか?
回答.問題発見と問題解決の両方を合わせた言葉です。一人で両方できるのでお得ですよね!

質問.新規事業の担当者になったのですがまず何をすればいいですか?
回答. 上司のところに行って、どんな事業をやりたいのかヒアリングしてみてください。イメージでもいいです。テーマが見つかれば御の字です。まずは上司のイメージを理解しましょう。

質問.イメージはついたけれど次に何をすればいいかわからないです。
回答. 日頃付き合いのある顧客のところに行って、不満や不安を聞いてみてください。ぜひ自社商品の不満について話を向けてください。顧客は雄弁に語ってくれるでしょう。

質問.不満がいっぱい出てきたけどどうしよう?
回答.不満内容を整理して、特に不満のあるものは何か聞いてみましょう。顧客の話すスピードに気を付けてください。顧客が早口で話しているときは、特に腹が立っているときなので、早口で説明されたものをリスト化してみましょう。

質問.顧客の不満は分かったけれど、解決方法が分からない。
回答. 技術者のところに行って、相談してみましょう。技術者は問題解決のプロです。この不満点は顧客の最重要課題で、この課題の解決することは、会社の命運を握るなど、技術者のプライドをくすぐりながら話をしましょう。

質問:上司から企画書形式でまとめろと言われたけどつくったことがない。
回答:こちらをご参照ください。

質問:企画書を上司に持って行ったけど、評価してくれない。
回答:上司がどんな企画を持っているのか、どういう評価基準を持っているのか聞いてみてください。あとは手を変え品を変え何度も説明して理解を求めてください。内容を分かってもらえれば、圧倒的に通りやすくなります。

質問:結局のところ新規事業は何をすればいいのか?
回答:新規事業全体のプロセスについては、こちらをご参照ください。

質問:なんか成功させる自信がない
回答: 失敗してもかまいません。所詮会社のお金ですので。この経験を次に生かせばいいのです。あなたは起業家ではなく、サラリーマンなのですから。
ただとにかく思考錯誤は繰り返して欲しいです。その一歩一歩が会社の未来になりますので。

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