ビジネスの本質とは"感謝"されること
端的にビジネスの本質を語る。あまりに情報が溢れすぎると物事の本質が見えなくなる。利害が絡んだ人間の介在は、本質を意図的に見えにくくし、誤った解釈がされ、結果悪意の人間に意図的にコントロールされる。
仏教やキリスト教が他宗派になったのは、この理由からである。一部の宗教屋が自分の権威付け、金を集めるために、教祖や経典を利用しているのである。その宗派の正当性は、釈迦やキリストの教えとどれだけ差異があるかによって測られる。
話がずれた。
おそらく気のきいたビジネスマンに聞くと、以下のような返ってくると思われる。
・人々(もしくは企業)の求めるものを提供すること
・人々の問題を解決すること
・新しい価値を創造すること
これらはすべて正しい。しかし意図的にある文字が伏せられている。
・人々の求めるものを提供し、ありがとうと感謝されること。
・人々の問題を解決し、ありがとうと感謝されること。
・新しい価値を創造し、ありがとうと感謝されること。
ビジネスの本質は、"ありがとう"という感謝の言葉を貰うことである。この感謝の度合いによって、受け取るお金の金額が変化する。逆に言うと、ありがとうの無いビジネスは必ず潰れる。高額な情報商材や、半分詐欺のような水蒸気販売ような事業は必ず潰れる。これは道徳ではなく、現実的なビジネスの法則である。
親切とビジネスの違いは値札の有無
ただ他人にただ親切にしたとしても、ありがとうの言葉は得られる。しかし残念ながら利益にはつながらない。ビジネスと親切の違いは何か?その違いは、"値札を張っているかどうか"である。値札が付けられているものは、金銭を払う契約となる。値札があることによって、本当にそれが必要な人だけにサービスを提供できるのである(70億人全員に親切にすることはほぼ不可能である)。
多くの人に感謝されるサービスとは
ではどうやれば多くの人に感謝されるサービスを作ることができるのか。難しいことは、現在一人ひとりの価値観が多様化していること、また時代変化が激しく価値観が高速で変化しているため、何を提供すれば多くの人が喜んでいるか見えにくいことである。ここでは2つの方向性がある。
1つ目は、時代の流れを読み、これから求められるものを追及していくこと。
2つ目は、人間が遺伝子レベルで求めているものを提供すること。
1つ目は、市場調査と分析が求められる。実は市場調査は、誰がやっても同じような結果になる(だから電機メーカーは同じような製品しか出せない)。コツは、時間tを入れた3次元で思考すること。過去の歴史、現在の位置づけ、その2つが分かれば未来の方向性が見えてくる。
私はこれが得意というか好きで、事業立ち上げ時などは、よくネットや人から情報を集め、コツコツ分析し、将来伸びる市場や、空白市場を発見している。もっというと、そこに投資もしている。
2つ目は、人間が本源的に求めているサービスを提供することである。マズローの下位3欲求である、食欲、性欲、睡眠浴、安全欲求、他者との交流欲求などは、人間が遺伝子レベルで求めているサービスである。だから、エロサイトが儲かる。エロを求めない男は存在しえないし、極めて強い欲求である。
結論的に言うと、「エロサイトを作れば35憶人の男に感謝されるので儲かります」ということになってしまった。
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