「日本で最も人材を育成する会社のテキスト」という本を読みました。
本書によると、人間の学びの70%が経験からだそうです。つまり、いかに効果的に経験から学べるかどうかが、成長の鍵になるということでしょう。
最も成長できる学習方法とは何か
本書が提示する、経験からの効果的な学習を図解化してみました。経験からの成長サイクル
①好奇心を持って飛び込んでみる
②経験したことをブログやノートにメモする
③周囲からフィードバックをもらう
④自分の中の理論を修正する
②~④はやっている人は多いかもしれません。しかし、①の好奇心を持って何でも飛び込んでみることは、出来る人は少ないのではないでしょうか。
最も成長できる仕事は何か
本書を読んでいて感じることがあります。もちろん、経験から効率よく学習することも大事です。しかしそれ以上に、「どうすれば市場価値を高める仕事に携われるかどうか」も同じくらい重要だと思うのです。リンゴの皮むきという仕事を与えられ、効率良く学習したとしても、それは”市場価値”という観点では、ほとんど成長に寄与していません。
では最も成長できる仕事はなんなのか。
一つの答えとして、新規事業に携わることをこのブログでは提案しています。
新規事業の仕事の特徴
①ルーチンワークではない
②自分の頭で考えることが求められる
③主体的に行動することが求められる
④立ち上げという汎用的な業務である
⑤ビジネスの全体像を見ることが出来る
以上の理由から、成長効果は非常に高いのです。特に、一人称で仕事を進められるというところがポイントです。よく起業が最も成長できると言われることも同じ理由です。
新規事業開発に転身する方法
では、新規事業開発の仕事を任せて貰うためには、どうすればいいのでしょうか。一言で言います。
日々の仕事で成果を出して、上長から信頼を得て、社内にアンテナを張り、社内の方針に合わせた企画を定期的に立案こと。
企画の方向性だけでも認めてもらえば、「じゃあお前がやれ」と言われることが多いです。私もそのパターンで、開発部署から移りました。もちろん、転職、独立、起業という選択肢もあるかと思います。しかしまずは社内で経験を積むことが最短の道ではないでしょうか。
また新規事業を学びたい人は、こちらの中から興味のある本を選んでみてください。必ずピンとくる本が見つかるはずです。