現在、facebookやモバイル系マーケットを中心に、ベンチャー企業のプチブームが起きています。Webサービスの成功と失敗の分かれ目は、アクセス数です。今までは、広告費をひねり出して一から顧客を獲得していましたが、マネタイズできるレベルのアクセス数を獲得できず、多くのWebサービスが生まれては潰れていきました。しかし、現在はプラットフォームが生まれ、そのプラットフォームにアドオンする形でサービスを開発することで、この問題の一部を解決していきました。これにより、プチ起業ブームが起きている状況です。



それ自体は喜ぶことですし、まさにネット世界の形を変え続けています。しかし、いわゆる人々のライフスタイルの変革や世の中に大きなインパクトを与えるレベルの企業は皆無と言っていいでしょう。これは、起業家が悪いわけではありません。かれらは、革新的なビジョンとコンセプトを持っており、それを達成したいという強い思いを持っています。また、そこを評価して投資する投資家もそれなりの数がいます。


しかし、企業を一から作るというのは非常に大変です。製品面だけでなく、ビジネス全般に通じ、また法律やファイナンスの知識も必要です。これをたかだか数人の力でやるということ自体が無理なのです。形にするだけで大変です。その後、製品を開発し、市場を切り開き、利益を創出するなど、ほとんど神業レベルの話でしょう。

日本経済の停滞は、ベンチャー企業が生まれないからという論調もありますが、そもそもベンチャー企業に経済成長を求めるという基本戦略に無理があるのです。


では、だれが日本経済を牽引し、社会的インパクトを与え、人々のライフスタイルを変革していくのか、それは日本の大企業しかありません。日本経済の停滞は、大企業の成長がないからです。これは大企業とベンチャー企業の、株価の成長率を見れば一目瞭然です。大企業には、全てが揃っています。潤沢な予算、顧客基盤、営業部、開発部、法務部、財務部など、それぞれスペシャリストが控えています。もし、大企業で新規事業を立ち上げたらどうなるでしょうか。それは、これらのリソースをフル活用して、事業の成功にあたります。これは、相当なレバレッジが働きます。


当然、新しいことを行うにはリスクがあるため、失敗することも多いです。成功率は20-40%とも言われます。ただ、ベンチャー創業のリスクと比べれば、こんなのゼロみたいなもんです。うまくやれば、40%の確率で成功し、リターンは、世の中を変えるレベルの成果になるでしょう。

既存事業は、寿命と同じで必ず衰退期があります。電機メーカーなどは良い例でしょう。やるしかないんです。今すぐに。


大企業のリソースを新規事業へ投資し、成功率を上げる努力をするだけで、日本経済は成長基調に乗ります。

そして新規事業開発を成功させる方法論は、すでに書籍で体系化されています。
参考記事:【事業開発担当必見】おすすめのビジネス書をランキング形式で紹介する



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